どうも、ハチ公です。
月々約1万円の自己投資。それで人生が変わるなら…なんて、つい期待してしまいますよね。
私も昔、「これで稼げるようになるんだ」と夢を見ては、数々の情報商材に手を出し、気づけばマイナスだけが膨らんでいた…そんな苦い経験があります。だからこそ、「今度こそは安全に」と願うあなたの気持ち、そしてキラキラした言葉の裏に隠された真実を見極めたいという思いに、強く共感するんです。
今回、私たちが鋭いメスを入れるのは、安部夢都生(あべむつき)氏が運営するオンラインサロン「あべラボ」。月額9,800円で、メルカリ転売からアプリビジネスまで学べると謳われています。
果たしてこの「あべラボ」は、今の生活から抜け出すための”賢い投資”なのでしょうか?それとも、私たちが過去に何度も見てきた、期待を裏切る”お決まりのパターン”なのでしょうか?
データと証拠を武器に、その実態を丸裸にしていきましょう。この記事を読み終える頃には、あなたの心の中のモヤモヤは、きっと晴れているはずです。
特定商取引法に基づく表記の確認
情報商材の世界に足を踏み入れるなら、まず最初に確認すべき”お作法”。それが「特定商取引法に基づく表記」です。これを疎かにする人は、残念ながらカモにされやすい。販売者が誰で、どこにいて、何かあった時に連絡がつくのか。その最低限の情報を、冷静に見ていきましょう。
| 販売者名 | 安部夢都生 |
|---|---|
| 所在地 | 〒252-0143 神奈川県相模原市緑区橋本5丁目19-3 |
| TEL | 03-5308-0134 |
| 問い合わせ先 | support@lucky-mine.com (@は半角に要変更) |
| URL | https://www.subscribepage.com/onlinesalon_it |
(※上記は公式サイトの特商法表記に基づき作成しています)
この「あべラボ」は、月額9,800円(税込)のオンラインサロン形式で、メルカリ転売やアプリビジネスなどの副業ノウハウを提供する、とされています。コンテンツは決済後にメールで定期的に配信される仕組みのようですね。
表記内容の分析
まず注目すべきは、販売者名が「安部夢都生」という個人名である点。他のページでは「ムツキ興業株式会社」という法人名も見られますが、infotopの特商法表記上はあくまで個人としての販売です。また、「情報という特性上、お客様のご都合による返品および返金には応じられません」という一文は、一度支払ったら後戻りはできないという強い意志表示。月額課金モデルだからこそ、この”縛り”の意味は重く受け止める必要があります。
販売会社・販売者の実態
特商法で最低限のプロフィールはわかりました。では、この安部夢都生氏とは一体どんな人物で、その背景には何があるのか。信頼に値するかどうか、もう少し深く探ってみましょう。
会社概要・経歴
安部夢都生氏は、自身のプロフィールで1995年生まれ、学生起業家としてネットビジネスで成功した、と紹介しています。若くして成功を掴んだストーリーは、確かに魅力的です。そして、関連情報として「ムツキ興業株式会社」という法人が存在することも確認できました。設立は2023年と比較的新しい会社です。ただ、気になるのは、登記上の所在地と特商法表記の住所が異なるなど、情報の表記に揺れが見られる点。こうした細かな矛盾は、運営体制の透明性に対する小さな疑問符となります。
過去の販売実績と評価
評価は、光と影の両面が見えてきます。一部のブログでは、「初心者でも取り組みやすい」といった肯定的なレビューや成功体験が紹介されています。しかしその一方で、より深く調査すると看過できない懸念事項も浮上してきます。具体的には、「経歴や実績の誇張疑惑」や、過去に問題が指摘された別の情報商材関係者との繋がりを指摘する声です。光が強ければ強いほど、影もまた濃くなる。情報商材の世界では、よくある話です。
費用対効果と代替手段
月額9,800円。この価格をどう捉えるべきか。一般的なオンラインサロンの相場が数千円程度からであることを考えると、「あべラボ」はやや強気な価格設定と言えるかもしれません。
もちろん、価格に見合うだけの濃密な個別サポートや、再現性の高い具体的なノウハウが提供されるのであれば、この金額は”妥当”な投資になるでしょう。しかし、販売ページを見る限りでは、コンテンツの配信頻度やサポートの具体性については、少し情報が不足している印象を受けます。
ここで思い出してほしいのが、私たちの周りには無数の”代替手段”があるという事実です。YouTube、ブログ、note…。探せば無料で、あるいは数百円の書籍代だけで、質の高い副業ノウハウはいくらでも見つかります。まずはその”無料の宝の山”から学び始め、それでも足りない部分を補うために月額サロンを検討する、という順番が、賢明だとは思いませんか?
実購入者の口コミ・評判
セールスレターは未来を語りますが、口コミは過去を語ります。そして僕たちが知りたいのは、実際に参加した人がどう感じたか、という”事実”です。ここでは、ネット上で見つかった、特に注意すべきと思われる口コミをいくつかピックアップしました。
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「あべむつきは自分の経歴や実績を盛っており、悪評が多くあります。」出典:https://tomiyaishii.com/2023/07/14/abelab/
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「所在地は一軒家の個人宅がヒットするため不審感が募ります。」出典:https://fukugyou-sagi.net/abe-labo/
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「このオンラインサロンで学べるのはメルカリを使った転売、アプリを使ったビジネスが中心です。 メルカリを使った転売に関しては、セールスレターを見ると、非常に低単価な商品を扱っており、一時的に小銭を稼ぐ程度なら良いですが、長期的に安定して稼いでいくことは難しいでしょう。」出典:https://arexkings.com/aberabo-abemutsuki/
これらの口コミが示唆しているのは、運営者の信頼性への疑問、そして提供されるノウハウが”大きく稼ぐ”というゴールには繋がりにくいのではないか、という懸念です。「実績を盛っている」という指摘は、情報商材業界で最も警戒すべき危険信号の一つ。また、「所在地が不審」という声は、特商法表記の情報を鵜呑みにできない可能性を示しています。そして、「小銭を稼ぐ程度」という評価は、月額9,800円を払い続ける価値があるのかどうか、根本的な問いを突きつけてきます。
注意すべき点・リスク
さて、ここまでの情報を踏まえ、この「あべラボ」に潜むリスクを整理しておきましょう。転ばぬ先の杖、です。
典型的な失敗パターン
この種のオンラインサロンでよくある失敗は、「入会さえすれば、あとは誰かが稼がせてくれる」という他力本願な思考に陥ってしまうことです。月額料金を払っていると、つい”お客様”気分になってしまいがちですが、現実は違います。ノウハウはあくまでヒント。そこから実際に行動し、試行錯誤を繰り返し、結果を出すのは他の誰でもない、あなた自身です。
「言われた通りにやったのに稼げない…」
このセリフを口にした時、それはサロンのせいだけでなく、自らの思考停止が招いた結果かもしれません。特に、提供されるノウハウが「誰でも簡単」なものであるほど、ライバルが増えてすぐに飽和し、稼げなくなるのは自明の理。そのリスクを理解せずに入会するのは、あまりにも無防備と言えるでしょう。
まとめ
それでは、最終的な結論です。
安部夢都生氏のオンラインサロン「あべラボ」。私、ハチ公は、**「現時点では推奨できない。入会は極めて慎重に判断すべき」**と結論付けます。
その判断に至った根拠は、以下の通りです。
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- 運営の透明性への疑問: 特商法表記と法人情報の所在地が異なる点や、運営者に関する批判的な口コミなど、信頼性を100%確信するには材料が不足しています。
– 費用対効果への懸念: 月額9,800円という価格に対し、提供されるノウハウが「小銭稼ぎ」レベルに留まる可能性を指摘する声があり、コストに見合うリターンが得られるか不透明です。
- 誇張された可能性のある実績: 運営者の経歴や実績について、第三者から「盛っている」との指摘があり、セールスレターの情報を額面通りに受け取ることにはリスクが伴います。
もちろん、最終的に決断するのはあなた自身です。しかし、もし僕の家族や友人が「このサロンに入ろうと思うんだけど…」と相談してきたら、私は間違いなく「一度冷静になろう」と、この記事を見せるでしょう。
世の中には、あなたの”稼ぎたい”という純粋な気持ちを利用しようとする人間が、残念ながらたくさんいます。どうか、甘い言葉に惑わされず、常にデータと事実に基づいて、あなたの大切なお金と時間を守ってください。
最後まで読んでくれて、本当にありがとうございました。
あなたが本当に価値のある情報に巡り合えるよう、これからも一緒に頑張っていきましょうね。
【おまけ】類似商材との比較事例
高評価を得ているオンラインサロンには、明確な共通点があります。それは、「主催者の実績が第三者によって証明可能であること」、そして「具体的な成果を出した卒業生の声が、顔や名前と共に公開されていること」です。単に「稼げます」と言うだけでなく、そのプロセスや証拠がオープンになっているのです。こうしたサロンは、高額であっても納得感があります。
逆に、過去にトラブルが多発した商材は、「誰でも」「簡単に」「初月から〇〇万円」といった、再現性を無視した誇大広告を多用する傾向にありました。そして、運営者の情報が曖昧だったり、都合の悪い質問には一切答えなかったりします。もしあなたが検討している商材に、少しでもこうした特徴が見られるなら、それは危険なサインかもしれません。一度立ち止まって、冷静に比較検討する勇気が、あなたを不要なトラブルから守ってくれるはずです。

