Mサロン 株式会社レッドタートル 鈴木正行は自己実現の場か、ただの集いか?コスパと代替手段を分析

Msalon.suzukimasayuki オンラインスクール・サロン
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はじめまして、ハチ公です。

貴重な時間を使って、ここまでたどり着いてくれてありがとうございます。

「月額1,980円。しかも31日間、無料。」

「人生を豊かにする120本以上の動画が見放題。」

「すごい人たちと繋がれるコミュニティ。」

…どうでしょう。月収20万円台、将来に漠然とした不安を抱え、子どもの寝顔を見ながら「何かしないと」と焦る日々で、この「月額1,980円」という数字は、どう見えますか?

「一日あたり、たったの66円。」

「缶コーヒーを我慢すればいいだけ。無料期間で辞めればリスクゼロ。」

その思考こそが、20年近くネットビジネスの海で溺れ、FXや高額商材に手を出してはマイナスを膨らませてきた私(ハチ公)が、どっぷりとハマった『入り口』そのものです。

私たちは「安いから」という理由で、最も重要なことを見落としがちです。

「私は一体、誰に、自分の個人情報とクレジットカード情報を渡そうとしているのか?」

今日、石橋を叩き割る覚悟で検証するのは、株式会社レッドタートル、鈴木正行氏が運営する「みんなのコミュニティーMサロン」。

この月額1,980円のコミュニティは、本当にあなたの「自己実現」の場になるのか。それとも、さらに高額な何かへの「入り口」に過ぎないのか。

31日間の無料トライアルボタンを押す前に、その「中身」と「運営者の過去」を徹底的にデータで洗い出していきましょう。


特定商取引法に基づく表記の確認

まずは、販売者の「身分証明書」である特定商取引法に基づく表記の確認です。

ここが不透明な商材は、その時点で議論の価値もありません。

項目 内容
販売社名 株式会社レッドタートル
運営責任者 鈴木正行
所在地 〒253-0042 神奈川県茅ヶ崎市本村3-20-34
電話番号 080-5178-2107(鈴木正行)
問い合わせ先 suzuki★wakurevo.co.jp (★を@に変えて送信)
URL https://salon.suzukimasayuki.online/home-for-infotop/

【商材概要】

この「Mサロン」は、月額1,980円(税込)で参加できる会員制のオンラインコミュニティです。販売ページによれば、120本以上の動画教材(人生を豊かにする内容とのこと)が見放題で、月に3〜4本追加。チャットワークを使ったメンバー交流や、定期的な勉強会、オフ会が提供されると謳われています。

表記内容の分析

特商法の表記自体は、法人名、代表者名、住所、連絡先(携帯番号とメール)が記載されており、一見すると問題ないように見えます。

しかし、私たちが本当に注目すべきは、その下にある小さな「免責事項」です。

「本商品に示された表現や再現性には個人差があり、必ずしも利益や効果を保証したものではございません。」

「本商品を利用したこと、または利用できなかったことから生ずる一切の損害に関しては、当社は一切の責任を負えません。」

ハチ公(私)が翻訳しましょう。

「月額1,980円いただきますが、あなたがこのサロンで自己実現できなくても、人生が豊かにならなくても、何一つ保証しません。万が一、あなたに何らかの損害(金銭的、時間的、精神的)が発生しても、すべてあなたの自己責任ですよ。」

もちろん、これは情報商材の定型文です。

ですが、「31日間無料」という甘い言葉の裏には、この「一切責任を負いません」という厳しい現実が必ずセットになっていることを、私たちは肝に銘じておく必要があります。


販売会社・販売者の実態

月額1,980円とはいえ、お金と個人情報を預ける相手です。

運営する「株式会社レッドタートル」と「鈴木正行」氏が、本当に信頼に足る存在なのかを徹底的に調査します。

会社概要・経歴

運営責任者である鈴木正行氏は、販売ページや関連noteによると、1976年生まれ。2008年に会社をリストラされた後、ネットビジネスに参入。特に「在宅中国貿易」(タオバオなどを使った輸入ビジネス)で成功し、スクール運営や出版、講演活動を行っている人物、と紹介されています。販売ページでも「テレビ出演」「出版」「13000人位の方の人生を豊かに」と、華々しい実績がアピールされていますね。

まさに「リストラからの大逆転」という、私たちがつい惹かれてしまう(そして私も20年間憧れ続けた)サクセスストーリーです。

過去の販売実績と評価

しかし。この「サクセスストーリー」には、非常に気になる「続き」がWeb上に存在していました。

鈴木正行氏は、現在の「株式会社レッドタートル」以前に、「ハイパーマーケティングホールディングス株式会社」「株式会社ワクレボ」といった名前で、高額な物販系スクールを運営していたと、複数の検証サイトが指摘しています。

そして、その当時の評判が、芳しくないのです。

調査(6-B)で参照された複数のレビューブログや検証記事によると、これらの過去の事業に関して、「評判が余りにも悪く集団訴訟への動きまで出てきた」「個人情報の流出や返金トラブルの指摘」といった、極めて深刻な批判がネット上に記録されています。※これらの指摘は、あくまで過去の別事業に対するものであり、「Mサロン」が同様であると断定するものではありません。

しかし、なぜ会社名が何度も変わっているのでしょうか?

消費者として、過去に「集団訴訟」や「返金トラブル」といった単語とセットで語られた経歴を持つ運営者を、月額1,980円とはいえ、素直に信頼できるでしょうか。


費用対効果と代替手段

ここで改めて、月額1,980円という価格設定を見てみましょう。

調査(5)によれば、オンラインサロンの相場として、コミュニティ型は月額1,000円〜3,000円程度が一般的です。その意味で、120本以上の動画(と主張されている)とコミュニティ参加費を含めて1,980円というのは、価格設定だけ見れば「格安」と言ってもいいかもしれません。

ですが、その「代替手段」は無数に存在します。

・学習コンテンツが目的なら:

YouTube、Udemy、それこそ鈴木氏自身が出版している書籍(中古なら数百円)でも、ノウハウの「概要」は学べます。

・交流(人脈)が目的なら:

Facebookグループ、Meetup、各種SNSの無料コミュニティでも、能動的に動けば人脈は作れます。

・低価格サロンなら:

DMMオンラインサロンなどを見れば、同価格帯(月1,000円〜3,000円)で、運営者の「過去の評判」に懸念がないサロンも多数存在します。

あえて「過去に集団訴訟や返金トラブルが指摘された運営者」を選ぶ積極的な理由が、この1,980円という価格に見合うでしょうか?


実購入者の口コミ・評判

では、肝心の「Mサロン」そのものに対する、利用者の「生の声」はどうでしょうか。

販売ページの「メンバーの声」は、当然ながら絶賛の嵐です。

そこで、第三者の視点(レビューサイト、ブログ、SNS)で、「Mサロン」自体に入会した人の否定的な口コミ(例:「内容が薄かった」「退会した」)を徹底的に調査しました。

結果から申し上げます。

「Mサロン」そのものに対する、個人の具体的な否定的口コミ(「入会したが価値がなかった」等)は、Web上では見つけることができませんでした。(情報が見つかりませんでした)

…これは、どういうことでしょうか。

参加者全員が、月額1,980円の価値に心から満足している。

参加者はいるが、「ROM専(読むだけ)」で、そもそも活発な発信や評価をしていない。

コミュニティが新しく、まだ評価が定まっていない。

判断が難しいところです。

しかし、前述の通り、Mサロン本体の口コミは見つからなくとも、運営者・鈴木正行氏の過去の事業(ワクレボ、ハイパーマーケティングHD)に対する深刻な警鐘は、現在もWeb上で複数確認できます。

これらはMサロンとは別のサービスに対する指摘ですが、運営者が同一人物である以上、私たちはこれらを「運営者の過去の傾向」として重く受け止める必要があります。

「当時も今も事業内容はほとんど同じなのですが、なぜ名前を変えることになったのか。 それはハイパーマーケティングホールディングス株式会社時代に発表した物販系のスクールの評判が余りにも悪く集団訴訟への動きまで出てきたからでしょう。」

「ただ、株式会社ワクレボのサービスに加入すると、個人情報を流出させてしまう危険性があることだけは理解しておいた方が良いでしょう。」

「過去、騙された仲間が私の周りに集って、訴訟を起こした経験もあります。」

これらの指摘から見える問題点は、「運営者の信頼性」という、商材の価格や内容以前の、根本的な部分です。


注意すべき点・リスク

Mサロンは月額1,980円です。仮に内容が薄くても、失うのは月2千円弱。大きな失敗には見えないかもしれません。

しかし、私が危惧するのは、そこではありません。

典型的な失敗パターン

失敗パターン:「フロントエンド」としてのサロン

これが、この種の低価格サロンにおける最大の「落とし穴」です。

1. 入口(フロントエンド)

「31日間無料」「月額1,980円」という非常に低いハードルで、あなたをコミュニティ(=顧客リスト)に取り込みます。あなたは「リストラから大逆転した鈴木氏」のサクセスストーリーに触れ、動画教材で「学んだ気」になります。

2. 育成(ナーチャリング)

サロン内のチャットや勉強会で、「実際に稼いでいる(とされる)先輩」や「多彩なメンバー」の姿を見せられます。あなたは「自分もあのようになりたい」「このコミュニティの仲間意識」を刺激されます(行動心理学でいう「社会的証明」と「権威性」)。

3. 出口(バックエンド)

そして、サロン運営者(鈴木氏)が、過去に運営していたような**「数十万円規模の高額スクール」**や「高額コンサル」が案内されたら、あなたはどう感じますか?

「月額1,980円でこれだけ良くしてもらったんだから、本講座はすごいに違いない」

「あの先輩もやっているなら、私も」

…こうして、あなたは「1,980円のサロン」に入ったはずが、いつの間にか「数十万円の契約書」にサインしているのです。

私が過去に失ったマイナスも、最初は「数万円の教材」という小さな入り口からでした。

【教訓】

このサロンの本当のリスクは「月額1,980円を失うこと」ではありません。

「月額1,980円で、過去に訴訟や返金トラブルが指摘された運営者の『高額商品の見込み客リスト』に、あなた自身が登録されてしまうこと」です。


まとめ:ハチ公は「Mサロン」を推奨しない

ここまで、データと過去の評判を基に分析してきました。

私の結論は、明確です。

「みんなのコミュニティーMサロン」は、特に「安全にリスクを抑えていきたい」と考える方には、絶対におすすめできません。

その判断根拠は、以下の通りです。

  1. 運営者の過去の評判が致命的であるMサロン自体に悪評がなくとも、運営責任者の鈴木正行氏が過去に手掛けた事業(ワクレボ、ハイパーマーケティングHD)において、「集団訴訟の動き」「返金トラブル」「個人情報流出の危険性」といった深刻な批判が複数のWeb上で指摘されている事実を無視できません。
  2. 「フロントエンド商品」である可能性が極めて高い月額1,980円という低価格、31日間の無料トライアルは、高額なバックエンド商品(過去にトラブルが指摘されたような高額スクール)へ誘導するための「顧客リスト収集」が目的である可能性を強く疑います。
  3. 特商法の「個人情報」の扱いに懸念がある特商法の個人情報利用目的に「弊社が有益と判断する、弊社及び第三者の、商品・サービスに関する情報を提供するため」と明記されています。過去に「情報流出」を指摘された経緯(調査6-B)がある運営者に、この規約で個人情報を渡すのは高リスクです。
  4. サロンの価値が不透明である「Mサロン」そのものに対する第三者の客観的な評価(良いものも悪いものも)が見当たらず、「120本の動画」や「コミュニティの質」が、1,980円の価値に見合うかどうかを判断する材料が、販売ページの主張以外に存在しません。

「リストラから逆転した」というストーリーは魅力的です。

「月額1,980円」という価格は、私たちの警戒心を麻痺させます。

しかし、私たちが本当に求めているのは、「安全な」収入の柱だと思います。

過去にこれほど多くの警鐘が鳴らされている運営者の「船」に、あえて今から乗り込む必要はありません。

ここまで見てくれてありがとうございました。

あなたの貴重なお金と時間を、どうか信頼できる場所に使ってください。

よい商材に巡り合えるよう、ともに頑張っていきましょうね。


【おまけ】類似商材との比較事例

最後に、オンラインサロンの一般的な「良し悪し」について触れておきます。

高評価な(健全な)サロンの傾向:

運営者の過去の経歴がクリーンです。サロンの目的が明確(例:「特定のスキルを学ぶ」「特定の作品を応援する」)であり、価格に見合った具体的な価値(例:「毎月の限定動画」「添削サポート」)が提供されます。高額なバックエンドを強要することもありません。

トラブルになりがちなサロンの傾向:

「自己実現」「人生を豊かに」といった、曖昧で精神的な満足をゴールに設定しがちです。そして、運営者が過去に商材トラブルを起こし、法人名を変えて活動しているケースが散見されます。

「Mサロン」は、その価格設定(フロントエンド)と運営者の過去(評判)において、後者の「トラブルになりがちなサロン」の特徴と、残念ながら多くの共通点を持っているように見受けられます。

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