Market Checker 株式会社Libertas 鈴木雄貴は本当に信頼できるのか?特商法・実績・リアル口コミまで徹底解剖

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どうも、ハチ公です。

「このツールさえあれば、明日からあなたの人生はバラ色に…」そんな甘い言葉、あなたも一度は心惹かれたことがあるのではないでしょうか。特に、子どもの将来や家族との時間を想うと、つい「近道」を探してしまいますよね。私も同じです。

今回、私の目に飛び込んできたのは「Market Checker」という、せどり界の効率を劇的に上げるという触れ込みのツール。なんでもAmazon・楽天・Yahoo!の価格を業界最速レベルで監視し、利益の出る商品を自動で教えてくれるのだとか。

まるで、砂漠でオアシスを見つけたような話ですが、その水は本当に飲めるのでしょうか?それとも、ただの蜃気楼…?

今回も、あなたの財布と時間を守るため、この「Market Checker」を徹底的に、そして少し意地悪く解剖していきます。購入ボタンにカーソルを合わせる前に、どうかこの記事を最後まで読んでみてください。衝動買いを防ぐ、何よりのワクチンになるはずですから。

特定商取引法に基づく表記の確認

さて、どんなに魅力的な言葉が並んでいても、まず確認すべきは「特定商取引法に基づく表記」。これは、いわばその商材の「戸籍謄本」のようなもの。ここに信頼性のカケラも見いだせなければ、その先を語る価値すらありません。

項目 内容
販売社名 株式会社Libertas
運営統括責任者 鈴木雄貴
所在地 愛知県知立市東栄1-5
電話番号 090-6466-2094
メールアドレス libertas.ss.info@gmail.com
販売URL https://market-checker.net/

このツールは、Amazon・楽天・Yahoo!の三大モールに対応した価格監視・通知ツールと謳われています。最大5万件の商品を登録でき、価格変動をLINEで即時通知する機能がウリのようですね。

表記内容の分析

一見すると、必要な情報は記載されているように見えます。しかし、情報商材を少なからず見てきた私の目には、いくつかの「おや?」と思う点が映ります。

まず、問い合わせ先がGmailというフリーメールである点。法人格(株式会社)を名乗りながら、なぜ独自のドメインメールを使わないのでしょうか。もちろん、コスト削減の一環かもしれませんが、顧客サポートの窓口としては、少し心許ない印象を受けざるを得ません。

そして、電話番号が携帯電話(090)であること。これも同様です。万が一のトラブルの際に、本当に繋がる窓口として機能するのか、一抹の不安がよぎりますね。

さらに、特商法には「本商品に示された表現や再現性には個人差があり、必ずしも利益や効果を保証したものではございません」という、お決まりの一文が。セールスページの華やかな言葉とは裏腹に、法的な逃げ道はしっかりと確保している。この温度差こそが、情報商材の深淵なのです。

販売会社・販売者の実態

次に、このツールを運営している「株式会社Libertas」と責任者の「鈴木雄貴」氏について、もう少し深掘りしてみましょう。ツールが優秀でも、運営元が不安定では意味がありませんからね。

会社概要・経歴

法人データベースで「株式会社Libertas」を調べると、愛知県に登記がある会社が2社確認できます。しかし、代表取締役が「鈴木雄貴」氏の会社はありませんでした。。

これはどういうことでしょうか。鈴木氏はツールの開発責任者であり、会社の代表とは別という可能性もありますが、消費者から見れば、責任の所在がやや不透明に感じられても仕方ないでしょう。

過去の販売実績と評価

では、この「Market Checker」はどれほどの実績があるのでしょうか。公式サイトや公的なデータベースを調査しましたが、残念ながら具体的な導入事例や公的な販売実績を見つけることはできませんでした。

外部のレビューサイトでも、「口コミが少ない」「使用者が見つからない」といった指摘が目立ちます。素晴らしいツールであれば、SNSなどで喜びの声が自然と広まるはずですが…。その静けさが、かえって不気味にさえ感じられます。

費用対効果と代替手段

さて、最も重要な「お金」の話です。このツール、一体いくらかかるのでしょうか。

価格は月額16,500円から。これに加えて、AmazonのSP-API連携が必須のため、Amazon大口出品契約(月額5,390円)も必要です。つまり、最低でも毎月約22,000円の固定費がかかる計算になります。

ここで、一つの冷徹なデータを見てみましょう。ある調査によれば、副業でせどりをしている人のうち、実に63%が「月平均の利益は1万円以下」と回答しています。さらに「1万円から5万円以下」が29%。

お分かりでしょうか?副業せどらーの実に92%が、月5万円以下の利益しか得られていないのです。その状況で、毎月22,000円の固定費を払い続けることが、どれほど現実的なのか。ツール代を払うために、必死でリサーチする…なんて本末転倒な事態になりかねません。

もちろん、代替ツールは存在します。Amazon特化で価格追跡の王道ツール「Keepa」は月額19ユーロ(約3,000円)程度。国内のリサーチツール「DELTA TRACER」も月額2,200円から利用可能です。

「3モール同時」「5万件登録」という機能が、これらのツールの10倍近い価格差を埋めるほどの価値を持つのは、ごく一部の、すでに大規模な組織でせどりを展開している事業者だけではないでしょうか。

実購入者の口コミ・評判

セールスページには「粗利30万円超」といった景気の良い言葉が踊っていますが、第三者のリアルな声はどうでしょうか。残念ながら、有力な情報はほとんどありません。見つかったのは、以下のような懸念を示す声ばかりでした。

「問い合わせ先がフリーメールなのが少し気になります。企業の母体がしっかりしていない可能性が高く、何かのきっかけでツールが使用できなくなったりする可能性があるので注意しましょう。」
出典:副業オンライン探偵団

「総評としては、価格帯がコンテンツ内容からして少々高めな印象なため、推奨はしません。」出典:会社員からの脱出ゲーム!副業でFIREせよ。

これらの口コミから浮かび上がるのは、「実態が不透明で、価格に見合う価値があるか疑問」という共通した懸念です。成功者の声が一つも見つからないというのは、これから購入を検討する上で、あまりにも大きなリスクと言えるでしょう。

注意すべき点・リスク

この種のツールに手を出す前に、典型的な失敗パターンを頭に入れておくことが重要です。これは、あなたの大切な資金と時間を守るための防衛策です。

典型的な失敗パターン

1. 「固定費地獄」に陥るパターン:
最も多いのがこれです。ツールが利益の出る商品を「通知」してくれても、それを仕入れる資金がなければ絵に描いた餅。仕入れがうまくいかない月でも、ツールの月額費用は容赦なく引き落とされます。気づけば、利益どころか赤字が膨らんでいく…。これが現実です。

2. 「ツール万能神話」に囚われるパターン:
「良いツールさえあれば稼げる」という幻想は、今すぐ捨ててください。せどりの本質は、リサーチ能力、資金管理、販売戦略など、複合的なスキルにあります。ツールはあくまで作業を補助する「道具」であり、あなたを稼がせてくれる「魔法の杖」ではありません。

3. 「サポート不在」で途方に暮れるパターン:
ツールに不具合が起きたり、使い方が分からなかったりした時、本当に頼れるサポートはあるのでしょうか。フリーメールや携帯電話の窓口、そして実績の見えない運営元。問題が発生した時に、誰にも頼れず、高額な月額費だけを払い続ける…という最悪のシナリオも想定しておくべきです。

まとめ

さて、ここまで「Market Checker」を様々な角度から検証してきました。最後に、ハチ公としての最終的な判断を述べさせていただきます。

結論から申し上げると、私はこの「Market Checker」の利用を全くおすすめできません。

その理由は以下の通りです。

  • コストとリスクの不均衡:副業せどらーの平均利益に対し、月額約22,000円という固定費はあまりにも高額であり、利益を圧迫するリスクが極めて高い。
  • 運営元の信頼性への懸念:問い合わせ窓口の不備や、責任者の所在が不透明である点など、法人としての信頼性に疑問符が付く。
  • 実績と評判の欠如:セールスページの美辞麗句を裏付ける、第三者による客観的な実績や肯定的な口コミが絶望的に不足している。

「3モール同時監視」や「高速通知」といった機能は、確かに聞こえは良いでしょう。しかし、その機能が本当に必要なのか、そのために高額な対価を払う価値があるのかを冷静に考える必要があります。特に、これから安全に、リスクを抑えて再チャレンジしたいと考えているあなたのような方には、あまりにも不向きな選択肢だと断言できます。

まずはKeepaのような低価格で実績のあるツールから始め、せどりの基本と資金管理を徹底的に学ぶこと。それが、あなたにとって、最も確実で安全な一歩になるはずです。

最後までこの記事を読んでいただき、本当にありがとうございました。

よい商材に巡り合えてあなたのチャレンジが実を結ぶことを心から願っています。焦らず、一緒に頑張っていきましょうね。

 

【おまけ】

過去には「AIトレード自動売買ツール」や「月収XX万円確定」と謳う情報教材など、多くの悪意のある類似商材が消費者庁などから指摘を受けています。煽り文句や一発逆転的な広告に心が動いたら、それは行動心理学的に“カモ候補”として見られている証拠。その一歩手前で必ず足を止めて、まずは調査してみてくださいね。

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