「ChatGPTがあなたの代わりに、稼げるブログ記事を自動で書いてくれます」
…どうも、ハチ公です。
この「自動」という魔法の言葉、かつてアフィリエイトサイトに登録したはいいものの、「その後どう行動して良いのかわからず」立ち尽くしていた私のような人間には、強烈に魅力的に響きます。
インフレは止まらず、給料は上がらない。そんな焦りの中で「AI」という最先端の権威が「自動で稼げる」と囁けば、つい「今度こそは」と期待してしまいますよね。
ですが、ちょっと待ってください。
そのツール、本当にあなたの「資産」を作ってくれますか?
それとも、月額9,800円を払い続けて記事を量産するだけの”自動”浪費マシンになっていませんか?
今回は、AI記事自動生成ツール「きりんツール」について、解剖していきます。
特定商取引法に基づく表記の確認
まずは恒例の「特商法チェック」から。
どんなに立派なAIを積んでいようと、ビジネスの基本ができていなければ話になりません。
| 販売事業者 | DACOON株式会社 |
| 代表責任者名 | 上田 幸司 |
| 所在地 | 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-54-2 |
| 電話番号 | 03-5308-0134 |
| メールアドレス | support@lucky-mine.com |
| ホームページURL | http://dacoon.jp |
| 返金・返品について | 商品の性質上原則として返金には応じられません |
商材の概要
「きりんツール」は、AI(ChatGPT)を利用したブログ記事自動生成ツール(SaaS)。
キーワードリサーチ、WordPress自動投稿、自動アフィリエイト機能などを搭載。
価格は、初月29,800円、2ヶ月目以降は9,800円/月のサブスクリプションモデルです。
表記内容の分析
渋谷区代々木の一等地に構える「DACOON株式会社」。
電話番号も固定電話で、法人格もしっかりしています。
一見すると、怪しげな個人販売者とは一線を画す、しっかりした企業に見えますね。
…しかし、私が必ずチェックする「魔法の言葉」が、やはり記載されていました。
「本商品に示された表現や再現性には個人差があり、必ずしも利益や効果を保証したものではございません。」
出ました。お決まりの免責事項です。
「自動更新」で、退会処理を忘れると翌月も9,800円が引き落とされる点も、消費者にとっては優しくない設計ですね。
販売会社・販売者の実態
では、この「DACOON株式会社」と代表の「上田 幸司」氏は、本当に信頼できるのでしょうか。
特商法の情報だけでは見えない、その実態を深掘りします。
会社概要・経歴
DACOON株式会社の公式サイト(dacoon.jp)を見てみると、2013年設立で、アプリ開発やレンタルサーバー、EdTech(教育工学)など、手広く事業を展開しているようです。メディア実績なども掲載されており、一見すると堅実なIT企業です。
過去の販売実績と評価
問題はここからです。
「きりんツール」や代表の「上田 幸司」氏について調査を進めると、穏やかではない情報が複数の検証ブログで指摘されていました。
「『きりんツール』のDACOON株式会社の責任者である上田幸司は過去、「上田幸司アプリビジネスマスター塾」(旧「ポケットビジネス」)という高額塾による被害者の会が結成されています。」
これは、あくまで第三者による指摘であり、行政処分などの公式な情報ではありません。
過去に高額塾でトラブルが噂される人物が、今度は「AI自動化ツール」を販売している…。
かつて情報商材で「マイナスばかり膨らませて心が折れかけた」私としては、この経歴は強烈な「危険信号」に映ります。あなたが初月の29,800円を支払う先は、そのような過去が噂される人物の会社である、という事実は知っておくべきでしょう。
費用対効果と代替手段
次に、冷静にコストパフォーマンスを計算してみましょう。
きりんツール(ゴールドプラン)の価格は、初月29,800円、2ヶ月目以降9,800円/月。年間で支払うコストは、29,800 + (9,800 × 11ヶ月) = 137,600円 です。
年間約14万円。
これを払って、「自動で」稼げるなら安い投資かもしれません。
しかし、多くの外部レビューが指摘している現実は、「記事のクオリティは一定だが手直しや独自情報の追加が必須」「何も手を加えず量産してもPV・収益が上がらない」というものです。
つまり、「自動」では稼げないのです。
結局、AIが生成した記事(下書き)を、あなた自身が時間と労力をかけて「手直し」しなければならない。
ここで代替手段を考えてみましょう。
・本家「ChatGPT」(GPT-4)の有料プラン:月額20ドル(約3,000円)
・自分でレンタルサーバー+ドメインを契約:年間1万円程度
自分でChatGPTの有料プランを契約し、年間1万円のサーバーでブログを運営すれば、コストは年間5万円程度です。
「きりんツール」の年間13.7万円との差額、約9万円はどこに消えるのでしょうか?
「独自のキーワード選定ロジック」とやらに、年間9万円の価値が本当にあるのか、甚だ疑問です。
実購入者の口コミ・評判
「きりんツールで生成された記事をそのまま1500~2000記事アップしてもPVほぼ0で、収益は当然0円だったという報告もあるようです。」
-引用:High speed affiliate (https://tugumi-alchemy.com/kirin-tool/)
「『公式では「5分で1000記事作成」と謳ってます。個人的にはやり過ぎです。(中略)ゴミ記事の製造機になるので止めましょう。』」
-引用:ぎねままのスキマ時間 (https://ginemama.com/kirintool-2)
「『JCBカードは利用できなかった』という口コミがあったので注意!」
-引用:blog-support.com (https://www.blog-support.com/entry/kirintool-plan)
「きりんツールは稼げるアフィリエイトなのか、結論は…きりんツールは稼げない可能性が高いです。」
-引用:アメーバブログ(アメブロ) (https://ameblo.jp/bigcastle119gaku/entry-12839542571.html)
注意すべき点・リスク
このツールに手を出す最大のリスクは、単に「お金を失う」ことだけではありません。
もっと深刻な、あなたの「未来の資産」を破壊する危険性があります。
典型的な失敗パターン
1. 「ゴミ記事の量産」によるGoogleペナルティ
口コミにあった「ゴミ記事の製造機」。これが最大のリスクです。
AIが自動生成した、中身の薄い、どこかで見たような記事を量産する行為は、Googleの検索エンジンから「スパム(迷惑行為)」と判断される可能性が極めて高そうです。
一度「スパムサイト」と認定されれば、あなたのブログ(ドメイン)は検索結果から除外されます。
そうなれば、検索エンジンから読者が訪れることがなくなり、
「きりんツール」が生成した1500記事どころか、あなたが心を込めて書いた他の記事さえも、すべてネットの藻屑と消えてしまうかもしれません。
2. 「ツール依存」によるスキルゼロ地獄
「自動化」に頼り切ると、何が起こるか。
「読者は何を求めているか?」「どうすれば伝わるか?」という、ブログで稼ぐために最も重要な「思考」と「スキル」が一切身につきません。
もし「きりんツール」がサービス終了したら? あるいはGoogleのアップデートで完全に対策されたら?
あなたの手元には、年間13.7万円の支払い履歴と、何のスキルも身につかなかった「時間」だけが残ります。
【重要な教訓】
「楽して稼ぎたい」という人間の本能的な欲求は、情報商材販売者にとって最高の「エサ」です。
特に「AI」という新しい技術は、その中身が分からなくても「何となく凄そう」と思わせる力があります。
その「思考停止」こそが、最も回避すべきリスクです。
まとめ
さて、データと証拠に基づき「きりんツール」を徹底的に分析してきました。
ハチ公としての最終的な判断は…
この商材は、おすすめできません。
その判断根拠は、あまりにも明確です。
- 高額なコスト: 年間約13.7万円という高額な利用料。一方で、中身は月額3,000円程度のChatGPTで代替可能と見られる。
- 代表者の過去: 販売責任者「上田 幸司」氏に、過去の高額塾トラブルに関する黒い噂(第三者ブログ指摘)があること。
- 成果の出ない口コミ: 「1500記事でPVゼロ」「ゴミ記事の製造機」など、成果に結びつかないという実体験の報告が多数。
- 致命的なリスク: AIが生成した低品質記事の量産は、Googleからペナルティを受け、ブログ自体が再起不能になる「スパム行為」とみなされる危険性が極めて高い。
「今度こそ安全にリスクを抑えていきたい」そう考えている人にとって、このツールは「安全」でもなければ「リスクを抑える」ものでもなさそうです。
むしろ、高額なコストを払い、あなたの大切なブログを「スパム」の烙印で汚すリスクを秘めています。
AIは「魔法の杖」ではなく、単なる「道具」です。
道具に思考を乗っ取られてはいけません。
ここまで見てくれてありがとうございました。
怪しげな「自動化」の誘惑に負けず、あなたが本質的なスキルを磨き、よい資産を築けるよう、ともに頑張っていきましょうね。
【おまけ】類似商材との比較事例
最後に、AI記事生成ツール全般の「光と闇」について、一般論として触れておきます。
■ 道具として「賢く」使う事例(光)
- 記事の「骨子(アウトライン)」だけをAIに作らせ、肉付けや体験談はすべて自分で行う。
- 複雑な専門用語の「解説文」だけをAIに生成させ、記事の一部として組み込む。
- 自分が書いた記事をAIに読み込ませ、「誤字脱字のチェック」や「別の表現の提案」をさせる。
→ これらは、AIを「優秀なアシスタント」として活用しており、最終的な品質(と責任)は人間が担保しています。
■ ツールに「依存」する事例(闇)
- キーワードを投げ込むだけで、AIが生成した記事を「無修正・コピペ」でブログに投稿し続ける。
- 「1日100記事」といった「量」だけを追い求め、記事の「質」や「独自性」を一切考慮しない。
- AIが生成した記事の内容が、事実かどうかの確認(ファクトチェック)を一切行わない。
→ これこそが「ゴミ記事の製造機」です。読者からもGoogleからも見放され、時間とお金を失う典型的な失敗パターンですね。
